【福岡の本格茶室~松風園~】立寄りにおすすめ!実際に出会った名建築
福岡市内で訪れることができる本格茶室行ってみたくは
ありませんか?
本日よ~やく、ブログ開始して初めて自分の足で建築を実際に
見に行ってきました。
携帯の万歩計を見ると、その歩数なんと1万超え。
帰ってすぐブログに載っけようと思いましたが、
疲れて寝てしまいました。
それはさておき、今日行ってきたのはココ!!
松風園
【今日もざっくり概要】
・所在は福岡県福岡市中央区。
・昭和20年代に建設され、文化交流を目的とした公園となっている。
・京都から材・職人を集めてつくられた本格的な茶室が客人を迎える。
・入園料大人1人で100円、小人1人50円。施設利用2,400円~。
駐車料金1台300円。
・休園は毎週火曜(火曜祝祭日の場合翌日)及び12月29日~1月1日。
開園時間はAM9:00~PM5:00。
実際に行って見てきた場所をブログに載せる場合は、小出しにしていこうと
思います。とりあえず今日は、広間を中心に見ていきましょう!!
上写真の床の間ですが、真行草のうちの草が見てとれますね。
磨き丸太の床柱(中央)、名栗の床框(下)は存在感が大きい。
壁の風合いにより落ち着く空間を演出。
先日からひなまつり飾りが出されていて、正面左側の皮付き丸太が
撮れなかったので、横からパシャ(左下写真)。
上中央の写真火灯窓は床脇の書院に用いられ、長押部分が竹でつくられ、
また、机下奥の意匠までしっかりと仕上げられていました。
上二つの天井の写真ですが、床の間にはおそらく鏡板、床脇には網代が
それぞれ施されてました。
上写真は外観の一枚ですが、瓦屋根が途中から銅板葺きとなっています。
これは、軒先を軽く見せる”腰葺き”という技法だそう。軒の出が深く、中から
見える借景は サイコーーーー(^O^)/ ですね。基本的に植栽により敷地外の
景色が遮られており、その場の空間がすごく心地よいものとなっています。
福岡にこんな場所があるなんて!!!
写真左上…軒を支える石場建て捨て柱(よおおし!)
写真上中央…戸袋にも網代が!(いよおおおおし!)
写真右上…関守石(結界、立ち入り禁止の役目)が!(いよおおおおっと危ない!)
なんともユニークな鬼瓦。(シーサーっぽい…。)
今回はこの辺にさせていただきます。続きはまたいずれ。では!!
【福岡・旧伊藤伝右衛門邸】ネットで出会った名建築
皆さんは旅行先で、どのような建物に出会っているでしょうか?
出会うことのできた建築物を一つ一つ意識して見てみると、
「ここ面白いな。」とか、
「あれはどうなってるんだ?」とか、
いろいろと興味がわいてきます。
そんな趣深い建築物が多々ある中、今日は旧伊藤右衛門邸を見ていきます。
旧伊藤右衛門邸
ⓒ福岡県観光連盟
【 旧伊藤右衛門邸概要】
・所在は福岡県飯塚市。
・福岡県の筑豊地域で「炭鉱王」とよばれた伊藤伝右衛門の旧邸宅。
”日本建築の美”…いいですよね。
この写真を見てみると、その面白さ・不思議さに気づきます。
1. 2階の屋根がずれている?
全体的に瓦葺きと金属板葺き(うぐいす色の屋根)の二重屋根となって
ますが、2階の屋根を見てみると、その二つの屋根がずれているのに気づき
ます。
瓦屋根のほうは、なんだか帽子をかぶっているようにも見えますね。
非対称の意匠性は日本独特の美を感じさせます。
非対称についてさらにいえば、2階の引き戸を収める戸袋が片側にしか
ついていませんね。こういったところもそのような意図で行った設計なの
かもしれません。
2. ”むくり”と”そり”の対照性
右側の入母屋(いりもや)屋根では、少し膨らんでいるのがわかると
思います。
それに対し、金属板葺きの屋根は反っているのが見てとれます。
”むくり”と”そり”があることで、屋根の変化を楽しませてくれます。
ちなみに、屋根についてですが…
このほかにも、屋根の種類にはいろいろなものがあります。
3. 右と左のずれ
一見、同じ”面”で左右の棟をつないでもよさそうなものですが、あえて
ずらすことで、視覚的に立体に見せたり、中から見える景色の変化を狙って
いるように思います。
このほかにも、いろいろと見どころがありそうなので、いつか観光に訪れたいと
思います。
ⓒ福岡県観光連盟
それでは、皆さんが良い建築に出会うことを願って結びとします。('◇')ゞ
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