【山口・岩国の町並み】ネットで出会った名建築

本日で3回目!

 

今回はこちら!!

 

山口県岩国市の町並み

 

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山口県岩国市の建築物ですが、なんとも複雑な構成をしています。

 

1.三位一体

 この建物の屋根を見てみると、三棟がガシーンと合体!したようなつくりですね。

家々が寄り添ってぎゅっとなってる感じがします。

 この写真だとちょっと把握できませんが、中央部分は出っ張っているのか、

面になっているのか、かなり気になります。(破風部分の形も現地でよく見て

みたい…)

 

2.あちこちから見える

 形が複雑な建物ですが、この建物に設けられている引き戸や窓もなんだか

ランダムに取り付けられている感じがします。

 右奥上部の窓は縦4×横5のガラス張りになっていて、嵌め殺しですか?と

問いたくなります。

 

3.謎の棒

 この建物にはベランダがありますが、その端にとりつくように棒がスラっと

くっついています。樋にしてもなんか不思議な感じがしますし、ベランダを

支えているようにも見えません。

 独特の意匠でしょうか?

 

 

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情緒ある建物が軒を連ねている感じ。好きです。うだつが袖看板代わりに

なっていて趣があります。(写真下)

 

それでは今日はこの辺で。しつれいします。

 

 

【福岡の本格茶室~松風園 待合編~】立寄りにおすすめ!実際に出会った名建築

このシリーズ最終回です!

引っ張ってきた松風園も遂に完結を迎えます。

 

ラストは、待合のご紹介!お立合い!!

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竹垣により仕切られた空間や、よし。

ここにも腰貼りがありますね。

 

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周りの屋根よりも一段下げ、待合といえど落ち着く空間を作り出している

のでは?と推測できます。

(屋根のおさまりが大変そう…)

 

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右の待合からの出入り口と左の開口。

左右同じくらいの大きさで、上下のずれがなんとも趣深し。

奥に見えるのは中にある蹲踞(つくばい)。

 

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こちらは、茶庭にあるもうひとつの待合。

外側にある腰高の皮が渋いどすえ~。上部の桁(梁)が左右に張り出しており、

この存在感もまたすんごい。

 

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外構関連で突然の腕木門(棟門かな?)を出してみました。

栓って結構飛び出してますね。意外!(右上写真)

 

最後は…

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あぷろおち。

(えれべえたあもあります。)

 

入口でしめくくりになるとは。

 

「実際に出会った名建築」次に訪れる場所はもう決めてます!

いってきます!しつれいします!

 

(過去記事はこちら↓)

 

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

 

 

【福岡の本格茶室~松風園 水屋・廊下等内部編~】立寄りにおすすめ!実際に出会った名建築

こんばんは。

 

今日は松風園内部(紹介していない部分)について見ていきたいと思います。

 

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上の写真は、水屋の廊下部分を写したものですが、網代の戸、抹茶色のふすまが

印象的でした。

 

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渋い!意匠に気を遣っている感じがにじみ出ています。

 

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この写真は広間・小間(松風庵)へ至る廊下の上部あらわしです。

板を受け止める縁となる木と竹が交互に並び、中央で複雑な形の屋根を支える

小屋組みがこれまた複雑な形で組まれています。職人の木組みすっご!!

パねえっす!!

 

最後に、入ることのできなかった楓の間・椿の間へ至る廊下を載せて

お別れです。では!

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(過去記事はこちら↓)

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

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【福岡の本格茶室~松風園 松風庵編~】立寄りにおすすめ!実際に出会った名建築

「福岡市内で訪れることができる本格茶室行ってみたくは

ありませんか?」

 

と初回の松風園紹介時に冒頭で書いているにもかかわらず、

3回目にしてようやく、小間のおはなしを出すに至ります。

 

(過去記事はこちら)

 

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

 

 

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

 

 

ということで、

 

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踏み込み床~ひなまつり飾りつき~(よっ!)

 

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貴人口・躙り口からみえる景色が風情を感じさせてくれます。(よっ!松風屋!!)

 

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女竹を小舞とした(下地とした)下地窓から見える植栽がまた風情を

感じさせてくれます。(ないすう!)

 

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真ん中に開口を設けた下地窓、壁と対照的な群青の腰貼りが映えてます。

腰貼りは、塗り壁の保護と着物の裾汚れ防止が目的ですが、その意匠も映えです。

(ありがとうぅぅぅ~~)

 

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天井もすばらしい。落ち天井により2種類の意匠を見せてくれてます。

構造材となる柱が現しとなる真壁造は日本の和をもたらしてくれますよね~。

(ぽんぽ~~~~~~ん!!)

よくよく見ると、木や竹があんなところ、こんなところに。

壁塗りも技術が試されます。

職人さんがこれでもかと技を披露しております。

 

2月の早い時間帯の日差しと相まって松風庵の魅力が引き立っていました。

もう一度行ってみたくなる松風園…さいこ~~~~~(^O^)/

 

今日までに広間・あずまや・松風庵をご紹介しましたが、もう少し

お伝えしたい箇所がありますんで、もう少々お付き合いください。

ではまた次回に!しつれいします。

 

 

【福岡の本格茶室~松風園 あずまや編~】立寄りにおすすめ!実際に出会った名建築

昨日は松風園・広間のご紹介をいたしましたが、

本日は四阿(あずまや)についてお話ししたいと思います。

 (広間編は下記リンクからどうぞ。)

kenchiku-tabi-yao.hatenablog.com

 

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ひっそりと佇む外観が心なごませてくれますね。

ゆっくりと近づいてみると…

 

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屋根厚っ!

木と竹が交互に垂木として並べられ、軒先には軒付けとよばれる意匠が

施されていました。軒付けは、茅葺・檜皮(ひわだ)葺・こけら葺きの

屋根によく見られるようです。

 

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屋根裏には茅がびっしり。(維持管理大変そう。)

八方からの登り梁を蕪束(南瓜束)が受けとめてました。(写真右)

包容力〇!

 

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左にあるのはメニューです。

(撮ってくればよかった…)

 

今回はこのへんで!次回の松風園をお楽しみに!